八ヶ岳の楽しみ方

八ヶ岳の阿弥陀岳へは通常、舟山十字路か美濃戸から入山する。メジャーなルートなのでグリーンシーズンの週末は混みあう。

ちょっと飽きてくると、バリエーションルートの南稜から中央稜に進むのだがそれすらも飽きたという方へオススメのコースがある。その名は「右俣P3尾根」略してP3稜。

地図で見ると小さな尾根が有るのが見て取れる。

西から俯瞰すると血管のような尾根が左から御小屋尾根、中央稜、P3稜、南稜と並ぶ。

道筋としては舟山十字路から入り、南稜(立場岳)の尾根には入らずそのまま沢筋に入渓する。この沢を広河原沢と呼ぶ。

中央稜取りつきを越え、いくつかのゴルジュや滝を越えてどんどん進んでいくとひと際目立つ大岩があり、大体そこがP3稜尾根末端の取りつき目印となる。尾根に乗るときは一苦労だが頑張ればなんとかなる。

そこからは廃道よろしく薄い踏跡か獣道を自己判断で辿ることになる。

ハイマツの中を四つん這いで進み、地図を出しながら道を探していた記憶がある。

そして突然視界が開けて南稜ルートに合流、P3岩壁の基部に辿り着く。そこを巻いてガリーを登れば程なく阿弥陀山頂に至る。


念のため登山大系には目を通しておきたい。


阿弥陀へ至るその他のルート、北西稜、北稜はクライマー道なので気を付けよう。

またどの山でもそうだが冬季は悪天候だとルートを見失いやすく遭難死亡事故は多数起きている。学習院大学集団遭難事故は詳細なレポートが出ているので一度は目を通したい。


阿弥陀岳はいつも仕事部屋から眺めている山であり、遭難救助でも良く入った山。

既に雪が積もり荘厳な雰囲気をまとっている。