八ヶ岳に関する文献によれば擬宝珠(ギボシ)には3基の不動明王有り…
前から会ってみたいと思っていました。
と言うのも、古来より麓に住む人間と八ヶ岳の関わりはどういうものだったのか?
「暮らしとヤマ」。ちょっと興味がありました。
資料館にて




開山の歴史は最高峰の赤岳よりも権現岳の方が古く、八ヶ岳古図も富士見や北杜側から見える山容、多くの人が知らない正にシン八ヶ岳。
修験道とおもしき古のルートも描かれていたり。

普段何気なく眺めたり登ったりしている八ヶ岳。修験の山であるならばその象徴たる由縁あるいは祈りの根源とは?
できうるならば恐らく廃道となっているであろう古のルートを歩いてみたい。
そんなことを常々考えていると、とある本に出会う。


これは是非会っておきたい。
寝坊して昼前から登山開始…
青年小屋

西ギボシ

彼方に諏訪湖

阿弥陀南稜

もうすぐ稜線

右手に見える権現岳はもう数えきれないほど登頂しているのでスルー。
左端の崖ぽいとこに赤岳への縦走核心部ゲンジー梯子。

到着。

とてつもない風雪に耐え鎮座する不動明王。
いつか自分の願いが叶わなくなる日がきても、ここを思い出すたび、また前向きな気持ちにさせてくれるかもしれない。
そんなことを考えていました。