弊社はスマート農業関連の事業も行っています。
元々、登山が趣味でしたので物流問題で疲弊する山小屋をドローンによって解決したい、というのがそもそもの始まりでした。
しかしふと周りを見渡すと、農業の世界でも高齢者の体力的な問題や担い手不足から離農、休耕が進んでいる。まずはこの問題にドローンが何かお手伝いできるのではと思い事業を立ち上げることにしました。
実際に始めてみると中山間地域ならではの問題、特に飛び地や不整形な圃場、加えて機体の挙動やバグ、どんなものが農薬以外に散布できるのか？ドリフトを如何にして回避するか、考えられる問題をクリアにしていく必要がありました。
そこで産学連携の形で共同研究の場を与えていただき、試行錯誤を重ねようやくエンドユーザー様にサービス提供できる体制に。最初のお客様はご近所の1反の水稲農家様でした。手渡しでいただいたお金は今でも大切に保管しています。
いろんな人との出会いを重ね、諏訪6市町村での広域散布を受託。もはやこの御縁は商売を越えたモノ。営利では無くいかにしてドローンが身近なものとして感じていただけるか、それが安価と言われる散布料金になっています。
黎明の信州スマート農業。
今年は何台ものドローンがこの諏訪地域で飛ぶことになります。安全にそしてスマートに。まだまだ山頂は見えませんが森林限界は抜けそうです。とどこかで聞いたセリフですね（笑）